Nancyの基本理念の一つは、性的快感は「遊び」の場であるべきだということです。セックスにまつわる有害なメッセージ(体型はこうあるべき、こういう感覚を得るべき、パートナーの数はこれくらいであるべきなど)の多くは、何らかの「ルール」から生まれています。こうしたルールは、私たちが自分のセクシュアリティを探求し、喜びを見つける自由を制限してしまいます。
期待を持って性的体験に臨むことも、喜びを見つける力を制限する要因の一つです。「オーガズムに達しなければならない」といった期待(セクスペクテーション)は、快感を数値化できるものに変えてしまいます。これでは、最高の快感を得るための鍵である「その瞬間を楽しむこと」ができなくなってしまいます。
セックスに「ゴール」はない
オーガズムを感じたいと思うのは、ごく自然なことです。体の中で無数の花火が打ち上がるような感覚、大歓迎ですよね。でも、「絶対にイかなければ」という期待は、実は逆効果になることがあります。バカげているようですが、悲しいかな、これが現実なのです。
多くの女性が、「今回はオーガズムに達しなくてもいい」と受け入れたとき、結果的にオーガズムを感じられたという経験をしています。期待を手放すことで、感覚を「もっと良いもの」と常に比較するのではなく、ありのままの感覚を楽しめるようになるのです。
流れに身を任せる
「性的期待」は、セックスを「失敗」しうるものに変えてしまいます。でも、セックスには試験も採点者もありません(少なくとも私の知る限りは!)。次に自分の中でハードルを上げそうになったら、自分自身にこんなメッセージを伝えてみてください:
- 今この瞬間に集中して、心から楽しもう
- 予想外の展開になっても、それを受け入れよう
- オーガズムがなくても、素晴らしい時間は過ごせる
良いセックスをする上での最大の難関の一つは、「頭で考えるのをやめること」です。日常生活では常に脳をフル回転させてコントロールしている私たちにとって、これは決して簡単なことではありません。まずは自分の「性的期待」を自覚すること。それが、期待が邪魔をしていることに気づき、より豊かな快感へと向かう第一歩になります。